CICADA QUATTRO ワンマン
57才の誕生日まであと2日、5/26 渋谷クアトロでCICADAの初ワンマンを観た。 盛況。 演奏が自信に溢れていた。
去年の11月、大阪で彼らの対バンライブを観た。終わって帰ろうとすると、後ろからキーボードの及川さんが追いかけてきて、階段のところで ”今日は、どうもありがとうございました。”と、挨拶された。50代の風貌が珍しかったのか、業界の方と勘違いされたのか。(確かにギョーカイ人の端くれではあるが。) で、けっこうイロイロ話した。
その時、彼は来年のクアトロワンマンへの不安を口にしていた。自分たちには、すごいチャレンジだと。確かに、多くの若いバンドにとって、クアトロは、それ以降の千人規模のホールコンサートへ移行する前段階という位置づけになるだろう。~ 最もメジャーなクラブであり、ライブハウス。
ぼくは「客との間合いが大事」みたいな話をしたと思う。
当時のCICADAは、演奏スタイルをイロイロ試している様に見えた。煽るカンジだったり、ジャジーだったり。それも、クアトロに向けての試行だったんだろう。
そして、この4月の大阪のライブ。かなり踊れることを意識したスタイルになっていた。彼らから、客に近づいて行っている印象、とてもいい事だと思った。
クアトロ・ワンマン。オープニングの最初の30秒で、今日はOKだと確信した。演奏に自信が溢れている。観客の反応もいい。ドライブしていくバンド、観客は楽しみながら無理せずにそのテンションについて行ける。当たり前だが、ライブはどこまで客と一体になれるかだ。城戸さんの振り付けを観客も素直に真似る。ギターを弾く若林さんを及川さんがからかって、客に受ける。~バンドが投げかけたアクションにファンが答える。1つのバンドが人気を獲得していくというのは、ライブでこういう関係性が作れるということなのだ。そして、クアトロのライブでこういうことが出来るようになるというのは、沢山のファンがいてこそ。
城戸さんのMC ~ いっしょに最高の景色を見に行こう。 今のCICADAを象徴する言葉だと思う。
ワンマンライブ成功、そして、メジャーデビュー、おめでとう。